データ復旧を依頼するならやってはいけないこと7選

データ復旧を依頼するならやってはいけないこと7選

データ復旧を依頼するならやってはいけないこと

パソコンやノートパソコン、スマホといったIT機器も、機械である以上はトラブルの危険性がつきまといます。特にやっかいなのが「データが見れなくなる」という事態ですが、専門業者に任せるなど適切な対処をすることで、データを救い出せる可能性は十分あります。
しかし、場合によっては良かれと思ってやったことでも、却って事態を悪化させる危険があるため注意しなくてはなりません。

本記事では、データ復旧を業者に依頼する際やるべきではないことについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

電源を入れたり通電を続ける

パソコン(ノートパソコン)やスマホのデータ復旧を業者に頼む際避けるべきことに、「デバイスを通電させ続ける」というものがあります。

たとえばスマホを水没させてしまった場合、その場で電源を入れたりオンにし続けると、内部に侵入した水分で基盤等がショートしてしまう危険が高くなります。そうなると症状が悪化してしまうため、必ず電源は切ったままにしておくことが求められます。

これは、電源ケーブルやUSBケーブルを挿しっぱなしにした場合も同様で、これらもすぐに抜いておく必要があります。もちろん充電を行うことも厳禁です。

再起動を繰り返す

パソコン(ノートパソコン)やスマホのデータ復旧を依頼するにあたっては、「再起動を繰り返す」という行為もやるべきではありません。

デバイスの再起動は、ちょっとした不具合には有効な手法で、これによって動作が正常になることも多くあります。
しかし、デバイスから異音がするなどの場合はHDDに障害が起きている可能性が高く、その状態で再起動を繰り返すのは危険性の方が大きくなります。

なぜならば、再起動の都度データを保存しているディスクが動くのですが、物理障害が発生していると、動作のたびにディスクが傷つく確率が高まるためです。一度ディスクが傷つけば元の状態には戻らないので、再起動の繰り返しは絶対にやめましょう。

リカバリ・初期化を行う

「リカバリや初期化を行う」ということも、パソコンのデータ復旧をする場合やってはいけないことの1つです。

パソコンがHDDやSSD内のファイルを読み込めなくなると、画面にフォーマットを促すメッセージが出てきます。フォーマットとは「初期化」のことで、パソコンを購入時の状態に戻すことを言い、「リカバリ」とも呼ばれます。

リカバリ・初期化によって不具合が解消されることもありますが、重要なのは、初期化するとデータはすべて消えてしまうという点です。そのため、データを取り出したい場合に初期化を行うのは、タブーにあたります。

復元ソフトを使う

データに関する問題への対処法の1つに、「復元ソフトを使う」というものがあります。こちらは業者に頼む場合に比べ、安価かつ手軽に行えるのがメリットですが、安易に行うのはおすすめできません。

復元ソフトが有効なのは、ファイルの誤削除やシステムエラーといった、軽度の論理障害の場合のみです。それ以外の問題が起きている時に復元ソフトを使うと、却って症状が重篤化するなど、事態の悪化を招くことが多くなっています。

そのため、知識がない場合は、データ復旧のために復元ソフトを試そうとしない方が無難です。

HDDやSSDを取り出し別のパソコンにつなぐ

データが見られなくなった場合、パソコン内のHDDやSSDを取り出して別のパソコンにつなぎ、そちらへデータを移すことで復元できる場合があります。しかし、こちらも安易に行うのは危険の方が多く、決しておすすめできません。

そもそも内臓HDDが読み込み不可・認識不可となっている時点で、何らかの物理障害が機器に生じている可能性が高いと考えられます。この状態で別のパソコンに接続すると、再起動を繰り返す場合と同様の理屈で、ディスクに致命傷を与えることになりかねません。

なるべく早く、確実にデータ復旧をしたいという方は、こうした冒険は避けて専門業者に頼むのが最善と言えます。

データの書き込み・作成をする

データを復旧させるにあたって、新たにデータの書き込みや作成をするのはやめるべきです。

ファイル削除の操作に関しては、実際にはファイルの実データの保管場所に関する情報を消しているだけで、データ自体は消えていません。しかし、その後でファイルの作成などの操作を行うと、新たに作成されたデータが空いているクラスタに書き込まれることになります。

そうなると、復旧したいデータのあるクラスタに別データが保存されてしまって、結果として以前のデータの復旧が困難になります。データ復旧を試みようとする時点で、パソコンの使用は一切中止するのが最善です。

デフラグをかける

データ復旧を実現させるにあたっては、「デフラグ」も厳禁行為の1つに相当します。

「デフラグ」とは、「defragmentation」の略語です。HDD上の実データを再配置してファイルの断片化を解消することで、これを行うことによりプログラムの動作が快適化するなどの利点があります。しかし同時に、高確率で削除ファイルの痕跡を上書きすることになるため、デフラグをかけると消えたデータの復旧はまず不可能となってしまいます。

普段の正常な状態でデフラグを行うのはともかく、データを無くした後でデフラグをかけるのは、絶対にやめましょう。

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