データ復旧業者を利用するメリット・デメリット7選

データ復旧業者を利用するメリット・デメリット7選

パソコンやスマホを使う上で一番の心配事は、「データの消失」でしょう。突然の故障や突発的なアクシデントでデータが見れなくなるケースは、決して少なくありません。そうしたときに頼もしいのが「データ復旧サービス」で、世の中にはそれを専門的に手掛ける業者が数多く存在します。しかし、そうした業者の利用にはメリットとデメリットの両面があり、依頼にあたってはそれらについてよく踏まえておくことが求められます。

本記事ではデータ復旧業者を利用するメリット・デメリットについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

メリット

データ復旧の確率が高い

データ復旧業者を利用するメリットとしては、第一に「かなりの確率でデータを復旧できる」という点が挙げられます。

パソコンやスマホのデータ復旧の方法としては、ほかに「市販の復元ソフトを利用する」というものも考えられます。しかし、こちらはコストは抑えられるものの、成功の確率は専門業者と比較すると決して高くないのが実情です。場合によっては、事態がさらに悪化し、データを破損させてしまう可能性もあります。

一方データ復旧業者には、これまでの案件で培った技術やノウハウがあるため、正確な診断や対応が可能となっています。安全かつ確実な復旧を望むのであれば、こちらの方が断然おすすめの方法と言えます。

時間がかからない

個人でソフトを用いてパソコンやスマホのデータ復旧を行う場合は、ケースによっても異なりますが、大体において時間がかかりがちな傾向があります。ソフトによる復旧の経験がなければ、1日がかりの作業となる可能性もあります。

一方データ復旧業者に依頼した場合、経験豊富で高技術なエンジニアの手による、素早い復旧が望めます。部品の交換が必要な場合でも、手元にストックがある確率が高いので、取り寄せで時間を食うおそれが少なくすみます。

このように、時間のロスを抑える上では、データ復旧業者に頼んだ方がメリットがあると言えます。

成功しない場合は費用が発生しないことも

パソコンやスマホのデータ復旧に関しては、残念ながら100%元通りになるという保証はありません。

データ復旧が難しいケースとしては、「致命的な物理障害が起きている」「重度の論理障害が発生している」「交換用部品の調達が困難」といったものが挙げられます。こうした場合は、確かな技術や設備を持つ業者であっても、復旧に失敗することが多くなっています。

しかしその一方で、成功報酬制を採る業者であれば、こうして失敗した場合に復旧費用を支払う必要がありません。初期費用も発生しないなら、完全無料ということになります。個人での復旧では、失敗してもソフトの代金が戻るわけではないので、この点でも専門業者の方がメリットがあると言えます。

NAS・サーバー等の復旧も可能

データ復旧業者の中には、一般的なパソコンやスマホだけでなく、NASやサーバーといった機器のデータ復旧を請け負うところもあります。

NAS(ネットワークHDD)やRAIDを用いたサーバーのデータ復旧は非常に難易度が高く、個人で手掛けるのはほぼ不可能となっています。また、HDDやSSDの搭載数が多かったり、それらの容量が大きかったりすれば、復旧の難易度はそれだけで高まってしまいます。

しかし、数は限られるとはいえ、業者の中にはとりわけ技術力が高く、設備も充実しているところが存在します。このような業者であれば、NASやサーバーなどの大型機器のデータ復旧も頼めるというメリットがあります。

デメリット

復旧費用が高い

データ復旧を業者に頼むデメリットとしては、「復旧費用がかさむ」ということがまず挙げられます。

具体的な料金はケースによって異なりますが、HDDのデータ復旧では、比較的軽度の症状でも数万円はかかるのが通常です。10万円を超えるケースも珍しくありませんし、重度の物理障害の場合、数十万円は必要となります。

一方、市販のデータ復旧ソフトは1万円ほどで入手できるので、業者に頼むコストと比べればかなり割安です。

ただ、復旧作業は手を加えるほど難しくなることから、まずは無料で見積もりを出してくれる業者へ相談した後、状況に応じた対処法を取るのが適切でしょう。

技術力の高いところばかりではない

メリットの項目では、データ復旧業者には高い技術を持つエンジニアが在籍すると述べましたが、すべてがそうとは限りません。中には、あまり技術レベルの高くない業者も存在します。

そうした低レベルの業者に依頼すると、単にうまくいかないばかりか、その後の復旧作業を妨げたり、最悪データを完全に失うといったこともあり得ます。実績や復旧率を明示しない業者はそのようなリスクが高いので、特に要注意です。

業者選びの際は、くれぐれも料金などの面だけでなく、技術面の信頼性についてもしっかりチェックするようにしましょう。

信頼できない業者にデータを見られるリスクがある

データ復旧業者へ依頼すると、作業の過程で中身のデータを見られることとなります。このことに伴う心理的抵抗感やリスクも、デメリットの1つとして数えられるでしょう。

もちろん優良な業者であれば、データを見たとしても秘密を他に漏らすおそれはありません。しかし、見られること自体に抵抗がある場合は、業者への依頼は難しくなってしまいます。

また、職業的なモラルの低い業者やセキュリティ対策の甘い業者に頼んでしまうと、データが流出するおそれも出てきます。残念ながらそうしたことは十分起こり得るので、業者選びの際はそれらの点もきちんと確認することが求められます。

利用料も0、中間マージンも0で複数の業者を比較

利用料も中間マージンも完全無料

比較.netとは

無料で使える比較マッチングサイト