結婚式の撮影を外部カメラマンに依頼するメリット・デメリット6選
結婚式は人生の一大イベントで、カメラやビデオなどによる記録が欠かせません。もちろん式場に手配を頼むこともできますが、近年は「外部カメラマンに依頼する」という方法を選択するカップルも多くなっています。
「外部カメラマン」とは、式場専属ではなく個人や集団で活動しているカメラマンのことですが、こちらを活用する利点(難点)はどこにあるのでしょうか。
本記事では、結婚式の撮影を外注するメリットとデメリットの双方について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
メリット
撮影費用の節約ができる
結婚式のカメラやビデオ撮影を外部のカメラマンに委託するメリットとしては、「撮影費用の節約につながる」という点が挙げられます。
具体的な費用は場合によって異なりますが、式場専属のカメラマンに依頼する場合は、大体15~30万円ほどが相場となります。一方外注のカメラマンに依頼する場合の相場は、7万~15万円ほどとなっています。
専属カメラマンの料金が高めなのは、中間マージンが発生するためです。出張カメラマンの場合はこれがないので、比較的安い値段で利用できるようになっています。
好みに合ったカメラマンが選べる
「自分たちの好みに合うカメラマンを選べる」という点も、結婚式でカメラマンを外注するメリットの1つです。
式場専属カメラマンの場合、複数の候補から選べることもありますが、決まった人のみの撮影となるケースも多くなっています。また、撮り方も一定のパターンに沿う傾向があり、一部の人には物足りなく感じられる要因となっています。
これに対し外注の場合は、こちらのセンスと合致するカメラマンを、事前にポートフォリオを参考に自由に選ぶことができます。撮り方にこだわりたいとう層にとっては、大きな利点と言えるでしょう。
撮影できる枚数が多い
式場専属カメラマンに結婚式の撮影をお願いする場合、撮影可能な枚数はプランごとに決められるのが通常です。たとえば、「Aプラン」なら500枚、「Bプラン」なら400枚、「Cプラン」なら300枚といった具合で、基本的にこれのプラン以上の枚数は撮ってもらえません。
これに対し外注による出張カメラマンの場合は、撮影枚数の制限を設けないことが多くなっています。制限がある場合でも、式場専属のカメラマンと比較すると、600カットなどかなり多めの枚数を撮ってもらえるのが通常です。この点も、外注カメラマンのメリットと言えます。
カメラマンとの事前打ち合わせが可能
納得のいく写真や動画を撮影してもらうには、カメラマンと事前に打ち合わせをして、しっかり意思の疎通を図っておきたいところです。
結婚式場専属のカメラマンの場合、式場側との打ち合わせに参加してもらえる場合もありますが、当日までどんな人が担当するのかわからないという場合もあります。一方外注の場合は、電話等でカメラマンと直接コンタクトしてこちらの要望を伝えられますし、人柄や経験、相性などもチェックできます。
不安な要素を極力取り除けるという点では、大きなメリットでしょう。
デメリット
持ち込み費用がかかる場合も
結婚式の撮影カメラマンを外注にする場合、撮影費用の節約ができると上で述べましたが、常にそうであるとは限りません。式場によっては、「持ち込み料」が発生する場合もあります。
「持ち込み」とは、その式場のもの以外のアイテムを持ち込んで使用することを言います。外注カメラマンも持ち込みの一種で、これに対し3万~10万円ほどの追加料金を課す式場も見られます。
そうした式場で外注撮影を利用する場合、カメラマンをゲストとして招待したり、契約前に式場側と交渉することで、持ち込み料を節約できる可能性もあります。いずれにしても、こうしたデメリットは事前に踏まえておいた方が良いでしょう。また、式場によっては持ち込み自体禁止ということもあるので、その点も要注意です。
撮影制限が設けられることも
結婚式場の中には、外部カメラマンによる撮影について制限を設けるところもあります。これもまた、デメリットの1つとして意識しておいた方が良いポイントです。
制限は、挙式中についてのものがほとんどとなっています。具体的な内容は、祭壇に上がる以外は自由に動けるといった比較的緩いものから、着席しての撮影しか認めないという厳しいものまで、式場によってさまざまです。
一方披露宴については、通常こうした制限はどこも設けていません。カップルによっては、挙式撮影まで式場カメラマンに頼み、フラワーシャワーからの撮影は外注カメラマンに頼むという使い分けをする場合もあります。