結婚式の専属カメラマンのメリット・デメリット5選
結婚式を予定している人たちにとって気がかりなことは多いでしょうが、「写真撮影やビデオ撮影のカメラマンをどうするか」ということもその1つだと思います。結婚式の撮影は「出張カメラマンによる持ち込み」という選択肢がある一方で、比較的選ばれるケースが多いのが、「式場専属のカメラマンに頼む」という方法です。しかし、後者の場合でも長所と短所の両面があり、安易に選ぶ前に双方についてよく知っておく必要があります。
本記事では、結婚式場専属カメラマンのメリットとデメリットを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
メリット
式場での撮影経験が豊富
結婚式場の専属カメラマンのメリットとしては、まず「その式場での撮影経験が豊富」という点が挙げられるでしょう。
慣れない場所や状況での撮影だと、いろいろと不確かな要素が多くなるため、優秀なカメラマンでも必ず本来の腕前を発揮できるとは限りません。一方、専属のカメラマンはその式場で何度も撮影を重ねていることから、ポイントを的確に押さえた仕事をしてもらえるという安心感があります。
季節や時間帯に合わせたベストなポジション取りや、式場スタッフとのスムーズな連携も可能ですから、クオリティの高い写真を多く撮ってもらえる期待が高まります。
手配の手間が少ない
式場専属カメラマンに結婚式のカメラ・ビデオ撮影を頼むメリットとしては、「手配にかかる手間が少なく済む」ということも挙げられます。
出張カメラマンを利用する場合、人選や契約に伴うあれこれは、すべて新郎新婦側で行わなくてはなりません。数多いカメラマンの中から適切な人を探すのはそう簡単ではありませんし、手続きにも相応の時間を取られます。
それに対し、式場専属カメラマンを選択する場合は、式場側にすべてを任せることができて便利です。面倒な手続きが不要ですし、式場との打ち合わせと並行して話を進められるという利点もあります。
撮影可能な範囲が広い
「撮影できる範囲の広さ」も、式場専属カメラマンにカメラ・ビデオ撮影を頼むメリットの1つです。
結婚式場の中には、出張カメラマンによる撮影に対し、制限を設けるところもあります。披露宴内では制限なしという場合がほとんどですが、挙式シーンに関しては、場所や方法により撮影禁止となるケースが少なくありません。また、撮影自体NGという場合もあります。
一方、専属カメラマンの場合、こうした制限はほとんどないことが通常です。基本的に式場内のどこからでも撮影が可能なので、バラエティに富んだ写真を残すことができます。
デメリット
費用が高め
結婚式場専属のカメラマンのデメリットで見逃せないのが、「費用が高くつく場合が多い」ということです。
専属カメラマンの費用が高くつきがちなのは、式場を通すことで中間マージンが発生するためです。費用は場合により異なりますが、少なくとも10万円を超えることが多く、カメラ・ビデオ撮影合わせて総額50万円以上となることも少なくありません。
カメラマンを外注する場合、これも費用はケースによって異なりますが、多くは10万円以下の費用で済むようになっています。結婚式場ではカメラマンの持ち込みに対し「持ち込み料」を課すのが通常ですが、これを含めても、専属カメラマンと比較してかなり安価な費用に抑えられます。
カメラマンについてよく知ることが難しい
カメラマンを外注する場合は、いろいろと手間はかかるものの、好みに合わせた人選ができるというメリットがあります。あらかじめその人の持ち味やセンスを確かめた上で頼めますし、結婚式の前に直接会って打ち合わせをすることも可能です。
一方、式場の専属カメラマンを活用する場合は、複数の候補の中から新郎新婦が選べる場合もあるものの、人選は基本的に式場側任せとなります。また、カメラマンとの顔合わせが結婚式当日というケースが多いので、事前に要望を伝えていたとしても不安が残りやすいという難点があります。