出張着付けサービスのメリット・デメリット7選

出張着付けサービスのメリット・デメリット7選

現代の日本で着物を着る機会は、成人式や結婚式以外にも卒業式や同窓会、お葬式など様々あります。とは言え、着物を着るにあたっては、大抵の場合プロの手を借りなくてはなりません。近年は「出張着付けサービス」を選択する人も少なくないのですが、これには一体どういう利点があるのでしょうか。また、反対の難点についても知りたいところです。

本記事では、出張着付けのメリットとデメリットの双方について解説していきますので、現在出張着付けの利用を検討している方は参考にしてみてください。

メリット

大荷物を抱えた移動が不要

結婚式やお宮参りなどで出張着付けを利用するメリットとしては、「移動の際大荷物を抱える必要がない」ということが挙げられます。

経験がないと想像しにくいかもしれませんが、着物一式の重量や嵩はかなりのものです。専門店に出向いて着付けをしてもらう場合、着物自体はもちろん、帯や和装小物、下着類の一切を自身で持って行かなくてはなりません。小さな子供と一緒の場合は、その子の荷物も含まれるので、なおのこと労力がかかります。

一方、出張着付けであれば、着付け師の方から自宅まで出向いてもらえるので、わざわざ荷物を持ち運ばなくてもよくなります。天候や距離も気にする必要がないというのは、かなりの利点でしょう。

落ち着いて着付けに集中できる

専門店で着付けをお願いする場合、予約時間までに目的地へ行かなくてはならないため、当日はバタバタしがちです。気が焦って、ついイライラしてしまうこともあるでしょう。また、行きなれない場所で知らない人と接することには、緊張を感じてどうにも気が引けるという人も多いと思います。

そんな時出張着付けサービスを利用すれば、過ごし慣れた自宅で着付けをしてもらえるため、一貫してリラックスした気分で過ごすことができます。精神的に余裕ができるので、着付け自体も楽しみやすいというメリットがあります。

好きな時間に利用できる

「時間の融通が利きやすい」というのも、出張着付けを利用するメリットの1つです。

七五三や結婚式、成人式といったイベントは何かと準備が多く、ただでさえあわただしくなりがちですが、着付けのためにサロンを予約している場合は尚更大変です。予約の時刻に遅れないよう、終始時間を気にしていなくてはなりません。

それに対し、出張着付けを利用する場合は、こうした気苦労の必要がなくなります。都合がつけば早朝や夜間でも、依頼者の好きな時間に合わせて来てもらえるので、過剰に時間に追われなくてもよくなります。

コーディネートのアドバイスがもらえる

普段着慣れている洋服なら、コーディネートも比較的苦にならないでしょうが、着物だとなかなかそうはいきません。何をどのように合わせれば良いかの判断は、ある程度の経験が必要なためです。着物はもちろん、帯や帯締めなどの小物にも格があり、場面に応じてふさわしいものが決まっています。

出張着付けの着付け師は、そうした点について熟知しており、細かい点までアドバイスがもらえます。素人だと色目ばかり気にしがちですが、着物と小物の相性についても教えてもらえるので、その行事に最も合う装いを選びやすいというメリットがあります。

忘れ物の心配がない

出張着付けサービスを利用することのメリットとしては、「忘れ物のリスクが減る」ということも挙げられるでしょう。

美容室などでの着付けの場合、予約時間のリミットがあることから、どうしても気が焦りがちです。注意はしていても、あわただしく準備に追われる中で、つい忘れ物をしてしまうことはあり得ます。実際に、補正タオルなどの小物を忘れてしまうというケースは多いようです。

一方、出張着付けであれば、こうした心配が不要となっています。自宅で行うサービスですから、そもそも忘れ物が発生するおそれがありません。補正タオルや襟芯といった失念しやすい小物も、すぐに用意することができます。

デメリット

時期によっては予約が取りにくいことも

出張着付けのデメリットとしては、「依頼が集中する時期は予約が取りにくいこともある」ということが挙げられるでしょう。

これは出張着付けサービスに限らない特徴ですが、繁忙期になると、どうしても依頼が立て込むことになります。早いタイミングで予約が埋まってしまい、少し出遅れると、希望の時間の枠が空いていないということも珍しくありません。

出張着付けサービスの繁忙期は、主に七五三と卒業式、成人式などのシーズンです。この時期は着付け師も忙しくなるため、なるべく早めに予約を行いましょう。
予約開始時期は会社や着付け師個人によって異なりますが、大体2~3ヵ月前から受け付けていることが多くなっています。

費用が高くつくことも

費用面でも、出張着付けの利用はデメリットを伴います。

一般的に出張着付けの料金は、「着物の種類による基本料金+ヘアメイク代」を人数分と、それに出張料金と消費税を加える形で算出されます。人数が多いとそれだけ費用がかかるのはもちろん、着物の種類や出張料金、帯の結び方やオプションなどによっても料金は変動します。また、早朝・深夜などの時間帯や、繁忙期などのシーズンも値段に影響します。

基本の着付け料金の相場は5千円~1万円ほどで、ヘアセット・メイクは3千円~5千円ほどとなります。出張費は、千円~5千円程度です。このように決して小さな出費ではないので、出張着付けを利用する際は、見積りをしっかり比べてから依頼するのが重要になります。

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