廃車買取業者の選び方5選
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廃車買取業者の選び方5選
事故や経年劣化などの理由により、所有する自動車を廃車にせざるを得ないことはよくあります。そうした場合の選択肢として、近年人気が高まっているのが「廃車買取業者に依頼する」というものです。いろいろとメリットの多いこの方法ですが、実際に依頼するとなると、どの業者に頼めばよいかで迷うケースは少なくないでしょう。
本記事では、現在廃車買取について検討している方のために、廃車買取業者の選び方について解説していきたいと思います。
買取金額の詳細が明確かチェック
廃車買取業者を選ぶ際に気を付けたいポイントの1つが、「買取金額の詳細の明確さ」です。
車を廃車にした際には、重量税と自動車税(こちらは普通車の場合のみ)、そして自賠責保険について還付を受けることができます。廃車を買取業者に売却する場合も同様で、車両本体価格に加えて、重量税還付相当額・自賠責還付相当額・自動車税未経過分還付額の全4項目をまとめる形で買取額が算出されます。
ただ、こうした買取額の内訳を全ての買取業者が明示するわけではありません。中には詳細を曖昧にする業者もおり、そうしたところは還付金をごまかしている可能性があります。ですので、買取金額の詳細については、必ずチェックして明らかにしておかなくてはなりません。
きちんと名義変更してくれるかどうかチェック
車を廃車するにあたっては、さまざまな手続きや処理が必要となります。陸運局で一時・永久抹消登録の手続きをしたり、解体の手配や自賠責保険の解約手続きなども行わなくてはなりません。
こうした各種手続きの主体となるのは、車検証に所有者として名前が記載されている者です。ここに本人の名前が残ったままだと、車を手放しても責任はずっと付いてまわり、場合によっては警察から注意を受けるなどのトラブルに巻き込まれることもあります。
廃車買取業者に依頼すると、業者側へ名義変更して車両管理責任を移すことが可能ですが、確実に行われるかどうかのチェックは必要です。場合によっては前述のようなトラブルも起こり得るので、必ずこの点については業者側に確認し、問題ないと思えるところを選ぶようにしましょう。
受付スタッフの対応をチェック
廃車買取業者の選び方として見逃せないのが、「受付スタッフの対応の良さ」です。
これは廃車買取の場合に限りませんが、優良な業者はどこもスタッフの対応が明朗であるという共通点があります。核となる業務を行うスタッフはもちろん、会社の顔となる受付スタッフもきちんとした教育を受けていて、顧客を嫌な気分にさせないのが通常です。
反対に、サービスの質が良くない業者は、スタッフの態度も悪くなりがちな傾向があります。もちろんそれだけで判断はできませんが、1つの目安にはなるでしょう。電話での問い合わせ時には、ぜひその点について注目してみてください。
国が認可したリサイクル工場があるかチェック
廃車に際して多くの場合で必要となるのが、解体です。「廃車」や「解体」というとバラバラにして捨てるイメージがありますが、実際には廃車となった自動車は原則としてリサイクルするよう法律で義務づけられており、解体は再利用のためにパーツごとに分解する作業を指します。
このような廃車の解体ができるのは、国が認可しているリサイクル工場に限られます。リサイクル工場を持たない買取業者の場合、解体作業は別の業者へ任せることとなりますが、そうなると余分なコストがかかるため、比較的低い査定額しか期待できません。そのため廃車買取業者選びでは、国が認可するリサイクル工場の有無について、ホームページの会社概要などでチェックしておくことが求められます。
廃車後の流れを教えてくれるかチェック
優良な廃車買取業者の指標として挙げられるポイントに、「説明がしっかりしていること」がありますが、廃車後の流れまで説明してくれる業者は、かなり信頼できると見て間違いありません。
上でも述べたように、廃車後の自動車は、原則再利用するよう法律で義務付けられています。再利用の方法はいくつかあり、解体して部品レベルで活用するのもその1つですし、ほかにも中古車として海外へ輸出したり、構内専用車として利用するというものもあります。どの流れを辿るかは、場合によって異なります。
こうした具体的な流れについて、顧客に詳細に説明する買取業者はそれほど多くありません。逆に言えば、廃車後の車の取り扱いを詳しく教えてくれる業者は、依頼先として相当有望ということになります。