出張撮影サービス(動画・写真)のメリット9選
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人生にはいろいろな節目があり、それぞれ重要ですが、特に子供の七五三や入学・卒業といったイベントは、写真やビデオ撮影などでしっかり記録しておきたいところでしょう。その時の有力な選択肢の1つが、「出張撮影を頼む」というものです。
文字通りプロのカメラマンに出張してもらって撮影を任せるというサービスですが、具体的な利点はどこにあるのでしょうか。また、反対の難点についても知りたいところです。
本記事では出張撮影サービスを利用するメリットとデメリットについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
メリット
好きな場所で撮影できる
写真やビデオ撮影など出張撮影サービスの主要なメリットとしては、「野外を含めた好きな場所で撮影できる」という点が挙げられます。
出張撮影は別名「ロケーションフォト」とも呼ばれ、野外での撮影に対応している点が特徴です。入学・卒業祝いや七五三等の写真でも、近所の公園や神社など望みの場所で撮影できますし、許可が必要な場合はあるものの、観光地での撮影も可能です。もちろん、自宅で撮影するのも問題はありません。
こうした点は、シチュエーションが限定されるスタジオ撮影では得られない利点と言えます。
季節感が伝わりやすい
出張撮影はさまざまなロケーションに対応できることから、「季節感が画面に出やすい」というメリットがあります。
スタジオ撮影の場合、花などの小道具やセットで季節感を表現したとしても、やはり自然さの点で限界があります。それに対し出張撮影は、屋外で自由に場所を選ぶことができるため、季節感を自然かつ容易に表すことができます。
入学・卒業シーズンであれば、桜を背景にお子さんの写真を撮ることもできますし、夏や秋の行楽シーズンなら、緑や紅葉の中で家族写真を撮ることも可能です。それぞれの季節ならではの、光や空気感をそのままカメラやビデオ撮影で記録に残せます。
料金システムが分かりやすい
出張撮影サービスは、料金システムが明快で比較的お得というメリットもあります。
出張撮影の料金システムは一律料金制で、追加料金が発生しにくいのが通常です。そのため想定外の費用発生のおそれがなく、事前に予算を立てやすくなっています。撮影にかかる料金は依頼先によって異なるものの、1時間で1万5千円程度が相場となります。
これに対し写真スタジオの場合は、総額で3万円以上かかることが多くなっています。費用面から見ると、出張撮影サービスの方が明らかにお得と言えるでしょう。
好きなカメラマンを選べる
「好きなカメラマンを選ぶことができる」というのも、出張撮影サービスを利用するメリットの1つです。
多くの場合、依頼者側には「こんな写真を撮って欲しい」という要望がありますが、実際に得意とする撮り方などは、個々のカメラマンで異なります。そうしたカメラマンごとの個性を踏まえて、事前に要望に合う人を選べるのであれば、依頼者にとってかなり便利でしょう。
過去のレビューやポートフォリオを参考に、自分好みのカメラマンを探すことができます。
プロのカメラマンによる雰囲気づくり
せっかく写真を撮るなら、なるべく自然体の姿を収めたいところですが、専門業者による撮影だと緊張してぎこちなくなってしまうこともよくあります。
こうした場合、経験の豊富なカメラマンであれば、積極的に話しかけたりアドバイスをして、緊張をほぐす手伝いをしてくれます。カメラマンの中には、多くの経験からこの方面の技術に長けている人が少なくありません。
そのような熟練のカメラマンに依頼することで、和やかな雰囲気で自然な姿を写真に残しやすくなるというメリットがあります。
七五三・お宮参りと撮影が同時にできる
出張撮影を利用するシチュエーションはいろいろですが、中でも七五三やお宮参りといったイベントは代表的なものでしょう。この時撮影場所に神社を選ぶケースが多くなっていますが、祈祷に合わせた撮影スケジュールを組んでおけば、お参りと撮影を一度に済ませられて便利です。
写真スタジオの場合だとお参りと撮影を別々に行わなくてはならず、時間も労力もかかってしまうのに対し、無駄を省いて効率的に動ける点は大きなメリットでしょう。
納品データ数の多さ
写真スタジオの納品形態は基本料金だとプリントのみといった所も少なくありませんが、出張撮影の場合はデータがほとんどとなっています。具体的な数は撮影プランや会社によって異なるものの、通常は出張撮影の方が、写真スタジオより多くの素材をもらえるようになっています。
納品データの相場枚数は、70~100枚ほどとも言われることもありますが、会社によっては100枚以上か、または撮れた枚数分(ミスショット以外)だけ納品するケースもあります。こうした点も、出張撮影のメリットに挙げられます。
デメリット
衣装レンタルには対応しないことが多い
出張撮影のデメリットに挙げられるのが、「衣装の用意は期待しにくい」ということです。
写真スタジオの場合、撮影だけでなく、衣装や小物のレンタルにも対応していることが通常です。レンタルした衣装で外出もできるので、そのまま七五三などに出向くことも可能となっています。
一方出張撮影は、カメラやビデオ撮影に特化したサービスのため、多くの場合衣装などのレンタルまでは手掛けていません。着付やヘアメイクなどに関しても、基本的に自前で準備しなくてはならない点は踏まえておいた方が良いでしょう。
天候や気温に左右されやすい
出張撮影は屋外を舞台に選べる点が魅力ですが、それゆえのデメリットもあります。屋外だと、どうしても天候や気温に左右される部分が大きくなってしまいます。
撮影時がうまく晴れてくれれば問題ありませんが、こればかりはどうなるか分かりません。荒天の場合は場所を変えるか延期せざるをえず、延期となると、カメラマンと再度日程の調整をしなくてはならなくなります。お互いの予定が合わない場合、別のカメラマンに変更するか、あるいは撮影自体がキャンセルとなることもあり得ます。
また、極端な気温で子供が体調を崩す心配などもありますが、こうした事態は当日まで分からないのが難点です。