自力でゴミ屋敷を清掃する方法8選

自力でゴミ屋敷を清掃する方法8選

自力でゴミ屋敷を清掃する方法

いわゆる「ゴミ屋敷」の問題は、メディアでも盛んに扱われていますが、これは実際思ったより身近な出来事です。一般的な人でも、きっかけ次第で自宅がゴミ屋敷化してしまう危険はつきまといます。すでにそうなってしまった場合、業者に片付けを頼むのも方法の1つですが、やはり自力で何とかしたいという人も多いでしょう。それは十分可能ですが、いくつかのポイントを押さえることが必要になります。

本記事では、自力でゴミ屋敷を清掃する際の具体的な方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

人手と日程の確保

ゴミ屋敷の清掃を自力で行うにあたりまず必要なのは、「人手と日程の確保」です。

すでにゴミ屋敷となった家を1人で片づけるのは、まず無理と思って間違いありません。また、一日で終わらす方法もないと考えた方が良いでしょう。ですので、効率よく終わらすには最低でも3人以上の人手と、2~3日程度のスケジュールを抑えることが必要になります。

人にゴミ屋敷を見られることには抵抗があるかと思いますが、この点は覚悟を決めてお願いするしかありません。友人や家族など、比較的頼みやすい人に声をかけてみましょう。日程は、連休などに集中して行えば、モチベーションが維持できて効率的です。

まとまった日程が取れない場合は、「全員が集まれる日に集まって一部屋ずつ」のように進めていくやり方もあります。

道具の準備

ゴミ屋敷清掃には、以下のような道具が必要となります。

まずは、大量のゴミ袋が挙げられます。自治体指定のゴミ袋か、もしくは丈夫で破れにくいビニール袋を100枚以上用意しておきましょう。マスクや軍手、エプロンも必須です。それぞれ人数分ぴったりではなく、その3倍程度は用意してください。

ガラス片のような危険物が混じっている確率が高いため、新聞紙やガムテープといった資材も必要になります。生ごみが多い場合はゴキブリやねずみなど害虫・害獣の発生が考えられるため、それらの駆除剤などの用意も求められます。片付け後の清掃を考えて、掃除道具も用意しておくとよいでしょう。

また、ゴミを収集所に運ぶために軽トラックなども必要になります。車両やドライバーが用意できない場合は、ここのみ不用品回収業者に依頼するという方法もあります。

ゴミの回収日、ゴミ処理センターの受付時間を調べておく

ゴミ屋敷清掃で発生したゴミは、回収に出すなどの処理が必要です。そのため、集積所のゴミ回収日のチェックは、事前に行っておくことが求められます。

ただ、ゴミ屋敷清掃での集積所へのゴミ出しは、回収日と日程が合わなかったり、大量すぎて他の人に迷惑がかかるといったことになりがちです。そうした場合は、自治体のゴミ処理センターに持ち込むという方法があります。

多くの自治体では、平日のゴミの自己搬入を受け付けています。受付時間や料金は自治体ごとに異なるので、事前に調べておきましょう。また、事前受付が必要になる場合も多いので、この点も要チェックです。

害虫駆除

上でも触れましたが、ゴミ屋敷では生ごみの散乱による、ゴキブリなどの害虫の発生が考えられます。ひどい場合は、そこら中虫だらけで清掃どころではないといったことにもなりかねません。そのため、清掃に手を付ける前に、まずは害虫駆除の作業を行っておくのがおすすめです。

作業前日に、現場へ燻煙剤を撒いておきましょう。この方法を取ることで、事前にある程度害虫を減らすことができ、作業途中で手を止める頻度も減らせます。念のため、作業中もかたわらに駆除スプレーを置いておくと安心です。

入口付近から1mごとにゴミを処分していく

ゴミ屋敷清掃の進め方としては、「入口付近から始めて、1mずつゴミを処分していく」というものもポイントになります。

まず玄関などの入り口から始めるのは、ゴミ出しの効率を考えてのものです。内部のゴミを出す際は、必ず入口を通らなくてはならないため、この方法を取ることで手際よく作業を進めることができます。

そこから1m単位でゴミを処分していき、少しずつきれいな範囲を広げていきましょう。一目でゴミと分かる大きな物から片づけると、後の細かな作業がやりやすくなります。

ゴミの仕分けをする

ゴミ屋敷清掃を行うにあたっては、「ゴミの仕分け」が必須になります。業者に頼む場合は指示のみで済みますが、自力で行う場合は自ら作業しなくてはなりません。

仕分けの具体的な方法としては、内容に応じて「捨てる」「残す」「保留」の3つに分けていくというのが効率的です。ゴミ屋敷のゴミは、貴重品や必需品以外ほとんどすべて処分するのが原則ですが、中には思い出の品などもあるでしょう。そうした物は、量を決めて残すのがコツです。

残すか捨てるかの判断がつけにくいものは、「保留」に分けて決断を後回しにします。この時大事なのは、「後で使うかも」という考えを持たないことです。これまで使っていなかった物はまず今後も使うことがないので、躊躇なく捨てる姿勢を貫きましょう。

捨てる分の処理の手配をする

ゴミ屋敷清掃で仕分けを済ませた後は、「捨てる」に該当する分の処分をしなくてはなりません。これらの具体的な手配を行いましょう。

食品容器などの可燃物なら処分は比較的簡単ですが、中にはペットボトルなどの資源ゴミや、布団や家具といった粗大ごみなども大量に混じっていると考えられます。こうした物に関しては、処分はそう簡単ではありません。

当然面倒であっても、それぞれルールに則って処分することが求められます。一個ずつ処分方法を確認し、適切に処理していきましょう。ある程度時間はかかりますが、確実に行うことが大切です。

片付け後の清掃

ゴミ屋敷のゴミを片付け終えたら、最後は清掃作業で締めます。

掃除の方法は、基本的なものでかまいません。まずは溜まったホコリを掃除機やホウキで除去し、その後洗剤を用いて雑巾などで汚れを落とすといった手順になります。かなり汚れていることが予想されるので、念入りに行いましょう。

生ごみからの浸潤液には特に要注意です。残っていると害虫が湧く原因になるため、強めの洗剤できっちり落としてください。手に負えないほどの汚れに対しては、ハウスクリーニング業者に依頼するという方法もあります。

また、そのまま住み続けるのに床や畳などが傷んでいる場合は、リフォームの必要性も出てきます。

利用料も0、中間マージンも0で複数の業者を比較

利用料も中間マージンも完全無料

比較.netとは

無料で使える比較マッチングサイト